この記事は2021年6月9日現在の内容で書かれています。
1つの相手先に、パソコンで作成した複数のファイルをそのままパソコンからFAX送信したい。
できれば、同じアプリケーションのファイルでも、異なるアプリケーションのファイルでも、一緒に送信できれば助かる。
そういった場合には、「まいと~く FAX 9 Pro」や「STARFAX」などのFAXモデムを使ったソフトを使えば、複数のファイルを一度に送ることができます。
また、プリンターやスキャン、FAX送受信のできる「複合機」では、「PCファクス(PC-FAX)」機能がついている場合が多く、この機能を使えば複合機とつながっているパソコンからFAXを送ることができます。が、一般にファイルは1つづつFAX送信することになります。
もう一つの方法として、インターネットFAXサービスを使う方法があります。
インターネットFAXサービスは、契約をして月額料金などを支払うことで、インターネット環境があればパソコンやスマホから、いつでもどこにいてもFAXを送受信できます。
FAXモデムをつなげる必要も、複合機のある場所にいる必要もないので、リモートワークで自宅や出先からでも、FAXの送受信ができます。
サービスによって送れるファイル数が1つだけであったり、ファイル形式がPDFファイルだけであったり、容量制限があったりと様々です。
以下に3つのインターネットサービスの違いをあげてみました。
目次
eFax なら、異なるファイル形式を同時にFAXとして送れます
eFax では PDF、Word、Excel、PowerPoint、GIF、JPEG、TIFF、PNG のファイル形式のファイルがFAX送信できます。
そして、最大5件まで(合計容量1MBまで)のファイルを同時に送ることができるので、Wordの文章とExcelファイルを一緒にFAX送信する、というようなことができます。
もちろん、一度に複数の宛先に送信することもできます。
モバックスは原則PDFファイル
モバックスで送信できるFAX原稿は、PDF、Word、Excel、PowerPointですが、レイアウト崩れ等が発生する可能性があるためPDFファイルが推奨されています。
容量は、10MBまで、ページ枚数は255枚までとかなりの大きさのファイルを送れます。
最大10件の宛先に同時に送ることができます。
\詳細は MOVFAX[モバックス]の公式サイトで/
メッセージプラスは1ファイルですが、複数のファイル形式に対応
メッセージプラスは送信できるファイル数は1ファイルで、最大ファイルサイズは5MBです。
PDFだけでなく、Word、Excel、PowerPoint、PDF、tiff、Text、JPG、PNGと多くの種類のファイル形式でそのまま送信することができます。
\詳細は【Message+】の公式サイトで/
秒速FAXは、原則PDF形式ですが複数ファイルをFAX送信可
秒速FAX送信の場合、メールからFAXを送る方法と、ブラウザからFAXを送る方法があります。
秒速FAXの送れるファイル形式は原則PDF形式で、メールから送る場合、3ファイルまでの添付ファイルをFAXとして送ることができます。
送信時のファイル容量は合計1MB以下、10ページ以内です。
おまけ:複数ファイルの結合
少し手間はかかりますが、いくつかの種類のファイルをFAX送信したい場合、PDFを連結するようなソフトを用意して、送りたい複数のファイルをPDF化し、それぞれのPDFをつなげて1つのファイルにすれば、パソコンから複数ファイルを一度にFAX送信することもできます。
複数のPDFファイルを結合する方法は「無料で使えるPDFファイルの結合、など」も参考にしてみてください。