この記事は2021年1月19日現在の内容で書かれています。
FAXといえば、送られてくる原稿をFAX機で受信して、紙に出力。
送信したい内容が書かれた紙をFAX機に差し込んでFAX番号を入力して送信。
というのが、ついこの間までの常識でしたが、インターネットFAXというクラウドサービスを使えば、FAX機も紙もインクも不要で、インターネット接続のできるスマホやPCさえあれば、どこにいてもFAXの送受信ができます。
インターネットFAX というクラウドサービスとは
インターネットFAX とは、FAX機を使うのではなく、スマホやPCなどのメールやWeb画面(ブラウザ)、専用アプリなどからFAXを送受信するためのクラウドサービス(インターネット上のサービス)です。
送受信する相手が、FAX機を使っていても、同じようなインターネットFAXサービスを利用していてもFAXを送受信することができます。
サービスを提供する会社と契約を結ぶことで、FAX番号が提供され、FAXを送受信できるようになります。
月額(または年額)料金、FAX送信費用、FAX受信費用がかかります。
ただし、送信だけなら月額料金がかからないサービスや、月額(または年額)料金の中で決まった枚数までは無料で送受信できるなど、サービスにより様々です。
インターネットFAX のメリット
FAX機が不要です。
スマホ・タブレット・PCなどで、メール・Web画面(ブラウザ)・専用アプリなどを使ってFAXを送受信します。FAX機器は不要です。
FAX機が不要ということは、それにセットするための用紙もインクも不要です。
それだけではなく電話回線も不要ですし、FAX機の電気代もかかりません。
そして何より、「わぁ、ジャムった、トラブった、うごかなぁい!」というような、故障とも無縁になります。
FAX送信のために紙に印刷する必要はありません。
受信FAXはメールの添付ファイル(PDFファイル)として受け取ることができます。
送信FAXもメールの添付ファイルとして送ることができます。
サービスによっては、PDFファイルだけではなくWordやExcel、JPEGファイルなどをそのまま添付してFAXとして送ることもできます。
ブラウザの専用の管理画面から送受信したり、専用アプリを使って送受信したりできるサービスもあります。
紙に出力する必要はありません。
どこにいてもFAXの送受信ができます。
スマホやタブレット、PCなどからFAXの送受信ができるということは、FAX機のある事務所にいなければいけない、ということがなくなります。
留守番を置く必要もありません。
テレワークで自宅にいても、出張先でも、休暇中のリゾート地でも、インターネットがつながればFAXの送受信ができます。
社内で共有することもできます。
多くのサービスでは、FAXを受け取ることのできるメールアドレスを複数指定でき、関係者全員で確認することもできます。
また、連絡先リスト(アドレス帳)を保存しておけるサービスも多く、権限さえあれば連絡先を共有して確認したり、FAX送信に使ったりすることができます。
FAXの送受信データをデジタルデータとして管理できます。
紙で送受信したFAX内容を保存しておくのは手間もかかり場所も取りますが、PDFファイルなどであれば、送受信したデータを社内の共有フォルダなどに保存しておけるので、管理しやすく、後から検索するのも簡単になります。
サービスによっては、一定期間契約サーバーに保存しておく機能もあります。
インターネットFAX のデメリット
契約が必要です。
インターネットに接続できなければ、当然使うことはできませんが、契約して月額料金を支払って使うことになります。(一部月額料金がかからないサービスや、お試しの無料期間があるサービスもありますが、契約は必要です。)
サービスによりできることやできないことが微妙に異なります。
ほとんどの場合、いままでのFAX機で使っていたFAX番号が変わってしまいます。
海外へのFAXが送れないサービスも多いです。
FAXとして送れるデータファイルの形式(PDFとかWordだとか)がサービスにより異なります。
一度に送れる宛先数が異なります。
お試し期間が用意されているサービスや割引サービスが用意されているサービスもあります。
などなど、サービスにより細かいところに違いがあります。FAXを使う目的に合ったサービスを探してみてください。
どんなインターネットFAX サービスがあるか
いろいろなサービスがあり、特徴もいろいろです。
特徴や違いについては、「PCやスマホだけで送受信できるインターネットFAX」や「インターネットFAXの厳選4社比較」に記載してみました。参考にしてみてください。
世界最大級のインターネットFAX「eFax」
30日無料トライアルできます!
050から始まるFAX番号が提供されるサービスが多い中、eFaxでは、全国47都道府県の市外局番もFAX番号として選ぶことができます。
また、スマホアプリも用意されていて、より簡単にFAXの送受信を行うことができます。
FAX送信できるファイルの種類が豊富なのも特徴の一つです。Word や Excel、スマホで撮った写真もそのままFAX送信できます。
日本のビジネスに特化した「Message+(メッセージプラス)」
Message+(メッセージプラス)は、インターネットFAXが利用できるだけではなく、留守番電話機能としても使うことができます。
【Message+】の公式サイトはこちら ↑
2プランを用意しているMOVFAX(モバックス)
月額基本料金30日分の割引サービスが用意されています。
モバックスでは、シンプルで低料金のプランと、複数人で使うことを考えたプランが用意されています。
複数人で使うためのプランでは、アドレス帳に登録した番号と社内の担当者を結び付けておくことができ、フォルダ作成機能と組み合わせて、FAX自動振分け機能として利用することもできます。また、受信したFAX毎にステータスを付けることで、処理状況を管理することもできます。
秒速FAX (送信)、秒速FAX Plus(受信)
送信だけなら月額費用無料です。
受信FAXのPDFデータにパスワードを付ける設定にすることもできます。
パソコンでFAX送受信!秒速FAX の公式サイトはこちら ↑