この記事は2022年5月16日現在の内容で書かれています。
インターネットFAXというサービスがあります。このサービスを使えば、FAX機も紙もインクも回線も不要で、インターネット接続のできるスマホやPCさえあれば、どこにいてもFAXの送受信ができます。
FAX機の置かれた事務所で、留守番をする必要もありません。
デジタルデータで送受信できるので、クラウド上に共有の場所を用意しておけば、関係者全員がいつでも確認できます。
また、多くのサービスで、一定期間はいつでも確認できるようになっています。
インターネットFAX というクラウドサービスとは
インターネットFAX は、FAX機を使うのではなく、スマホやPCなどのメールやWeb画面(ブラウザ)、専用アプリなどを使ってFAXを送受信するためのクラウドサービス(インターネット上のサービス)です。
送受信する相手が、FAX機を使っていても、同じようなインターネットFAXサービスを利用していてもFAXを送受信することができます。
サービスを提供する会社と契約を結ぶことで、FAX番号が提供され、FAXを送受信できるようになります。
月額(または年額)料金、FAX送信費用、FAX受信費用がかかります。
ただし、送信だけなら月額料金がかからないサービスや、月額(または年額)料金の中で決まった枚数までは無料で送受信できるサービスなど、サービスにより異なります。
インターネットFAX のメリット
FAX機が不要です。
スマホ・タブレット・PCなどで、メール・Web画面(ブラウザ)・専用アプリなどを使ってFAXを送受信します。FAX機器は不要です。
FAX機が不要ということは、それにセットするための用紙もインクも不要です。
それだけではなく電話回線も不要ですし、FAX機の電気代もかかりません。
そして何より、「わぁ、ジャムった、トラブった、うごかなぁい!」というような、故障とも無縁になります。
FAX送信のために紙に印刷する必要はありません。
受信FAXはメールの添付ファイル(PDFファイル)として受け取ることができます。
送信FAXもメールの添付ファイルとして送ることができます。
サービスによっては、PDFファイルだけではなくWordやExcel、JPEGファイルなどをそのまま添付してFAX宛に送ることもできます。
ブラウザの専用の管理画面から送受信したり、専用アプリを使って送受信したりできるサービスもあります。
紙に出力する必要はありません。
どこにいてもFAXの送受信ができます。
スマホやタブレット、PCなどからFAXの送受信ができるので、FAX機のある事務所にいなければいけない、ということがなくなります。
留守番を置く必要もありません。
テレワークで自宅にいても、出張先でも、休暇中のリゾート地でも、インターネットがつながればFAXの送受信ができます。
社内で共有することもできます。
多くのサービスでは、FAXを受け取ることのできるメールアドレスを複数指定でき、関係者全員で確認することもできます。
また、連絡先リスト(アドレス帳)を保存しておけるサービスも多く、FAX送信に使えます。
FAXの送受信データをデジタルデータとして管理できます。
紙で送受信したFAX内容を保存しておくのは手間もかかり場所も取りますが、PDFファイルなどであれば、送受信したデータを社内の共有フォルダなどに保存しておけるので、管理しやすく、後から検索するのも簡単になります。
サービスによっては、一定期間契約サーバーに保存しておく機能もあります。
インターネットFAX のデメリット
契約が必要です。
インターネットに接続できなければ、当然使うことはできませんが、契約して月額料金を支払って使うことになります。(一部、月額料金がかからないサービスや、お試しの無料期間があるサービスもありますが、契約は必要です。)
サービスによりできることやできないことが微妙に異なります。
ほとんどの場合、いままでのFAX機で使っていたFAX番号が変わってしまいます。
海外へFAXを送れないサービスも多いです。
FAXとして送れるデータファイルの形式(PDFとかWordとか)がサービスにより異なります。
一度に送れる宛先数が異なりますし、一度に送れる枚数も異なります。
お試し期間が用意されているサービスや割引サービスが用意されているサービスもあります。
などなど、サービスにより細かいところに違いがあります。FAXを使う目的に合ったサービスを探してみてください。
どんなインターネットFAX サービスがあるか
いろいろなサービスがあり、特徴もいろいろです。
特徴や違いについては、「PCやスマホだけで送受信できるインターネットFAX」や「PCやスマホで送受信できるインターネットFAXの比較」に記載してみました。参考にしてみてください。
世界最大級のインターネットFAX「eFax」
050から始まるFAX番号が提供されるサービスが多い中、eFaxでは、全国47都道府県の市外局番から始まる番号を用意しているので、所在地の局番をそのまま使うこともできます。
また、スマホアプリも用意されていて、より簡単にFAXの送受信を行うことができます。
FAX送信できるファイルの種類が豊富なのも特徴の一つです。Word や Excel、スマホで撮った写真もそのままFAX送信できます。
海外との送受信もできます。
お仕事とは関係なく、個人での契約も可能です。
2つの料金プランを用意しているMOVFAX(モバックス)
モバックスでは、シンプルで低料金のプランと、複数人で使うことを考えた機能が追加されているプランの2種類が用意されています。
複数人で使うためのプランでは、アドレス帳に登録したFAX番号と社内の担当者を結び付けておくことができ、フォルダ作成機能と組み合わせることで、FAXを自動的に担当者のフォルダーに振分けることができます。また、受信したFAX毎にステータスを付けることで、処理状況を管理することもできます。
受信したFAXに、受領印や認証印などのスタンプを押したり、コメントや注釈を書き込んだりできる機能も用意されています。
オプションですが、050から始まるFAX番号だけのところが多い中、03、06、045から始まるFAX番号も用意されています。
月額基本料金30日分の割引サービスが用意されています。
日本のビジネスに特化した「メッセージプラス」
メッセージプラスは、インターネットFAXが利用できるだけではなく、留守番電話機能としても使うことができます。
スマホ用のアプリも用意されていて、受信したFAXを手書きで修正し、送り返すこともできるようになっています。
【Message+】の公式サイトはこちら ↑
秒速FAX (送信)、秒速FAX Plus(受信)
送信だけなら月額費用無料です。
受信FAXのPDFデータにパスワードを付ける設定にすることもできます。
パソコンでFAX送受信!秒速FAX の公式サイトはこちら ↑