モバイルルータの通信速度と速度制限、どんな契約があるの?

作成日:2017-01-07  更新日:2017-01-16

モバイルルータを選ぶとき、料金はもちろんのこと、どのくらいのスピードで使えるのか、ホームページをみたり、アプリを使ったり、動画を見たりと、どのくらいの容量使うことができるのかが気になります。

現在の主だったところで情報を集めてみました。
 

まず、公表されている「最大通信速度」はエリアや使用する機器により異なります。

また、ベストエフォート型(「最大限の努力をしてこの値に近づけます」という)サービスなので、実際の速度はもっと遅くなります。

4G LTEを使うのか、WiMAXを使うのかなどの通信方式や、電波が届きにくい場所にいるとかイベントなどで回線が混雑しているなどの環境エリアによっても速度が変わります。

最近は、キャリアアグリゲーションという、複数の周波数帯を同時に使用する技術で、通信速度の向上や安定した高速通信を実現するように、各社が力を入れていますが、どんなキャリアアグリゲーションを使えるかによっても速度は変わります。

 
次に「速度制限」というのは、契約時決められた利用できる容量を超えると、低速でしか使えなくなることを言います。

どのくらいの速度になるかも、それぞれ異なります。

 

AUの通信速度と速度制限

AU で現在販売されているモバイルルータは、WiMAX 2+ 通信と 4G LTE の両方を使えるようになっています。

最大通信速度は、受信370Mbps、225Mbps、220Mbps、150Mbps、110Mbps などで、
キャリアアグリゲーションでどの周波数帯と組み合わせるかによって、スピードが異なります。

WiMAX 2+ と AU 4G LTE どちらでも使える 「ハイスピードプラスエリアモード」にした場合や、料金プランによっては、月間データ容量が7GBを超えると当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsとなります。

また、直近3日間に「WiMAX 2+」「4G LTE」の通信量が合計で3GB以上の場合、速度制限が行われます。
この速度制限は、下記の UQ WiMAX で詳しく書いています。

 

DOCOMOの通信速度と速度制限

新しいキャリアアグリゲーションの組み合わせにより受信時最大速度375Mbps というPREMIUM 4G が適用されます。
これは2017年3月以降 受信時最大 682Mbps になり、それに対応したモバイルルータも発売予定です。

通常のLTEでの最大通信速度は、受信150Mbps/送信50Mbps です。

契約の利用可能データ量を超過した場合は送受信時最大128kbpsとなります。

スマホなどもDOCOMOで契約している場合には、利用可能データ量がシェアできるプランがあります。

 

SoftBankの通信速度と速度制限

最大通信速度は、4G LTE(FDD-LTE)方式で下り最大187.5Mbps/上り最大37.5Mbps、4G(AXGP)形式で下り最大165Mbps/上り最大10Mbps、それ以外では下り最大110Mbpsです。

毎月のデータ量が7Gバイトを超えた場合、通信速度が送受信時最大128kbpsになります。

スマホもSoftbankで契約している場合にはそのデータ量を利用できるサービスもあります。

この場合でも、契約のデータ量を超えた場合、通信速度が128kbpsになります。

 

UQ WiMAX の通信速度と速度制限

受信時の最大通信速度は、440Mbps、370Mbps、220Mbps、110Mbpsなどです。

月間の速度制限されない契約もあり、たくさん使いたい人たちの間で人気を集めています

ただし、月間の速度制限なしの契約であっても「3日間で3GB」を超えた場合、翌日1日、Youtube動画の標準画質レベルが可能な速度に落とされます
上記のAU、DOCOMO、Softbankなどでは、容量を超えた月は月末まで 128kbps になることと比べると速度制限なし、と言ってもいいくらいの制限です。
※ 容量に関してはこちらで

また、2017/2/2 からは、「3日間で3GB」という制限も大幅に改善され、「3日間で10GB」を超えた場合、超えた日の翌日18時ごろから翌々日2時ごろまで1Mbps程度になる、という制限に変わる予定です。

モバイルルータには、「WiMAX2+」、「WiMAX2+ と AU 4G LTE」、「WiMAX2+ と WiMAX」 を利用できる機器があり、
「WiMAX2+ と AU 4G LTE」の機器の場合、 WiMAX 2+ と AU 4G LTE どちらでも使える 「ハイスピードプラスエリアモード」で通信速度制限(月間7GB超)が適用された後は、月間の速度制限されない契約であっても、「WiMAX 2+」だけを使うハイスピードモードもその制限の対象となってしまいます。

詳しくはUQ WiMAX



 

OCN モバイル ONE の通信速度と速度制限

OCN モバイル ONEでは、「モバイルルータ+SIMカード」のセットでの購入もできますが、ご自分の持っているモバイルルータに差し込んで使うためのSIMカードだけを購入することができます。
※ SIMカードは、電話番号など契約者情報が記録されたICカードのことです。

NTTドコモのLTEとFOMAの両エリアに対応し、都市部でも郊外でも利用できます。

最大通信速度は 262.5Mbps、225Mbps、150Mbps、112.5Mbps、75Mbps、37.5Mbps、14Mbpなどになります。

契約のデータ量を超えた場合、通信速度が200kbpsになります。

通信容量は、月単位だけでなく、日単位での契約もあり、プリペイドもあるので、今だけ使いたいという使い方も可能です。

上記の携帯電話会社と異なり、2年しばりがない、解約手数料がかからない、格安で使えるなどで、人気を集めています。

ただし、持っている機器により使えなかったり、通信速度が極端に落ちたりすることもあるので、SIMだけの契約(購入)は、上記のAUやSoftbankなどとは少し異なります。

心配な場合は、機器も一緒に購入するといいですね。

詳細はこちら >>> OCN モバイル ONE



 

ところで・・・

契約時のデータ容量、通信速度って、どのくらい必要なのか、どうやったらわかるのでしょう。

ちょっとだけ単位のお勉強

 
データ量は、バイト(B)という単位を使います。
1 KB は、1024 B
1 MB は、1024 KB
1 GB は、1024 MB です。

データ通信速度は、bps(1秒当たりのビット数)という単位を使います。
8ビット(b)で1バイト(B)です。
例えば128kbps は、1秒間に128kb、つまり16KB送受信できるということです。

契約時の容量って何?

 
ホームページでもメールでも、見るためには、その文字列や画像などを、サーバーと呼ばれるところから読み込んできて表示させます。
読み込んでくる量が「データ容量」です。

文字列よりは、画像の方が、画像よりは動画の方が、たくさんのデータを読み込んできます。

速度制限を受ける容量とは、この読み込んでくる情報量(下りとか受信とか)と、メールなどを送るときの情報量(上りとか送信とか)の合計値です。

UQ WiMAXのサイトで、何をするとどのくらい使うのかの目安が載っています。
http://www.uqwimax.jp/plan/wimax/note/gigahodai_speedlimit/

例えば、
500文字程度の文字だけのメールだと約30KB(約0.03MB、0.00003GB)。
UQ のトップページは、パソコン版は2.5MB(約0.0025GB)、スマホ版は300KB(約0.3MB、0.0003GB)。
Youtubeを標準画質で5分間見た場合、パソコンだと50MB(約0.05GB)、スマホだと20MB(約0.02GB)。

速度制限を受けた後のスピード

 
例えば、速度制限を受けて128kbps になってしまった場合、1秒間に 16KB を送受信できるスピードということですから、パソコンでUQのホームページを見ようとしたら3分くらいかかってしまう、ということになるわけです。

 


 

※ 上記はすべて2017/1/7現在での情報です。