Wordの「原稿用紙の設定にする」でなんか変?と思ったら

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今回の問題点(字下げ幅がおかしい)

「レイアウト」→「ページ設定」の→「原稿用紙の設定にする」で段落の字下げをしていた場合、段落の先頭が1文字分字下げのはずが2文字分下がってしまう。

縦書きでも横書きでも同様でした。


(横線はわかりやすいように図形機能で描いています。)

 

解決方法

今回は、フォントサイズを 10.5 にすることで解決しました。

レイアウトに表示される「原稿用紙設定」では、文字数と行数が固定で、任意の文字数・行数にすることができません。

そこで、レイアウトに表示される「ページ設定」の右側のから、「原稿用紙の設定にする」を使って任意の文字数・行数にして使っていました。

これを使えば、フォントサイズや字下げなども変更できます。

が、この設定では、フォントサイズを変更した場合には、思わぬところでこのような狂いが出てくることがあります。

何か変だと思ったときには、フォントサイズを10.5にすることで直る場合があります。
(レイアウトに表示される「原稿用紙設定」のフォントサイズです。)

 

もう少し詳しく

Word (ここではMicrosoft365:バージョン2107) で原稿用紙のように文字数・行数をしっかりと指定して文章を書きたいような場合、「レイアウト」をクリックすると表示される「原稿用紙設定」と、「ページ設定」の右側のをクリックして文字数と行数の指定を「原稿用紙の設定にする」という方法の2種類があります。

レイアウトタブの下に直接表示されている「原稿用紙設定」では、紙の原稿用紙のようにマス目を表示させることもできますが、文字数x行数は、20x20と20x10のどちらかだけです。

また、フォントサイズなどはグレーアウトされて変更ができないようになっています。

これに対して、レイアウトに表示される「ページ設定」の右側のをクリックして表示される、「原稿用紙の設定にする」の場合、マス目などを表示してはくれませんが、文字数・行数も、余白などの指定も、フォントサイズや字下げなども自由に変更できます。

文字数・行数を指定にしたい場合には便利な機能です。