エックスサーバーへのドメイン単位のお引越し — Webサイト編
エックスサーバー株式会社 の エックスサーバー(X10プラン)の場合。
(現在、X10プランはスタンダードプランという名称に変更になっています。2022.1.24)
エックスサーバーでは、契約をすると http://〇〇.xsrv.jp/ のようなURLを用意してくれます。
ここでWebページを作成して公開することも、テスト用に使うこともできます。
他サーバーで公開しているWebサイトをエックスサーバーに引っ越したい場合には、まず、サーバーパネルで「ドメイン設定」→「ドメイン設定追加」でそのドメインを追加する必要があります。
追加するだけでは、公開されているWebページ(やメールなど)には何の影響もありません。
ドメイン設定追加を行うと、そのドメイン用のディレクトリーが用意されます。
用意されたディレクトリー(ドメイン名の下にある public_html)に、FTPソフトなどで引越し元のサーバーからダウンロードしてきたものをアップロードします。
エックスサーバーでは、サーバーパネルとは独立して、「ファイルマネージャー」が用意されていますので、これを使えば、FTPソフトがなくてもファイルをアップロードしたりダウンロードしたり、簡単に行うことができます。
また、WordPressを使っている場合には、サーバーパネルの「WordPress簡単移行」を使うことで、URL やユーザー名、パスワードなどを入力するだけで、簡単に移行ができるような機能も用意されています。
これを使えば、ファイル類のコピーもデータベースのコピーも不要になります。
新規に作成したい場合には「WordPress簡単インストール」も用意されています。
ここまでの段階では、まだエックスサーバー上でWebページを見ることはできません。
サーバーパネルの「動作確認URL」→「動作確認URL設定追加」で表示された仮のURLでアップしたページを確認することができるようになります。
ただし、WordPressなどの動的なページでは、画像やリンク先、管理画面などまでは確認できない場合が多いため、確認用のPCで「hosts」ファイルを使って、新しいサーバーでの確認を行います。
その時利用するIPアドレスは、サーバーパネルのサーバー情報の中に記述されています。
しっかり確認した後は、メールの移行準備など、その他の必要なことを行って、ネームサーバー(DNS)を書き換えます。
エックスサーバーでの注意点としては、同じドメインのサブドメイン名とフォルダ(ディレクトリ)名が同じ場合、使えない仕様であるということ。
「/home/xxx/example.com/public_html/server」となります。
xxxは契約ID、public_html は閲覧ページの場所なので、
example.com/server/(www.example.com/server/)
と同じ場所になります。