hostsの書き方(ドメイン移行前のページを確認する方法)
目次
hosts ファイルとは
ブラウザでどこかのページを見ようとしたとき、そのページのURLがわかっていれば、ブラウザのアドレス欄にURLを入力することで、そのページを表示することができますよね。
これは、ドメイン(outideoshigoto.com など)とサーバーの住所(IPアドレス)の対応表を、DNS サーバーが管理しているので、そのドメインがどこにあっても見つけることができる仕組みです。
例えば、レンタルサーバーを変更してドメインを引越したとしても、DNS サーバーの情報をきちんと書き換えておけば、新しいレンタルサーバーで運用できる、ということです。
では DNS サーバーの情報を書き換えるまえに、移行後のサーバーに移した情報できちんと表示されるか見るためにはどうするか。
普通、レンタルサーバーには「動作確認URL」とか「プレビューサーバー」とかいう言い方で、ドメイン移行前のページを確認する方法は用意されていますが、Wordpress などのような画像やリンク先などが絶対パス(http(s)://xxx.xxx.xxx/xxx/xx)で書かれていたり、管理者画面に入るためにドメイン名指定が必要だったりするような場合、これらの機能だけでは対応できない場合があります。
そんな時、DNSより先に参照される「ドメイン名とIPアドレスの一覧」を自分のパソコンに持たせることができます。
それが HOSTS ファイルです。
hosts ファイル への追加方法(Windows 10 の場合)
- 管理者権限でメモ帳を起動
スタートボタンの右側の検索ボックスに「メモ」などと入力して表示される「メモ帳」を右クリックし、「管理者として実行」をクリック。 - 「C:\Windows\System32\drivers\etc\host」を開く
メモ帳の「ファイル」→「開く」で「C:\Windows\System32\drivers\etc」フォルダを開き、ファイル名の右のファイルの種類のところで「すべてのファイル」を選択して表示されたhostsファイルを開く。 - 「レンタルサーバーのIPアドレス + 半角スペース + ドメイン名またはサブドメイン名(www.outideoshigoto.com のような)」の1行を追加
#から始まる行はコメントです。 - ファイルを上書き保存する
IPアドレスは何を書けばいい?
上記の方法で設定するとき、IPアドレスが何であるかわからないと書くことができませんが、多くのレンタルサーバーでは管理画面などから確認することができます。
エックスサーバーのhostsで使うIPアドレス
サーバーのIPアドレスは、サーバーパネル内の「サーバー情報」て確認できます。
iClusta+ のhostsで使うIPアドレス
PlanManager の「ユーザー管理」の「ユーザー情報」の中に「ウェブサーバー IPアドレス」として表示されています。
なお、「ユーザー管理」に「ユーザー情報」というメニュー項目が表示されていない場合には、「ユーザー切り替え」で[ドメイン管理者]または[サイト管理者]のユーザーを選択すると「ユーザー情報」が表示されます。
(2017-11-13 現在)
お名前.com のhostsで使うIPアドレス
サーバーのIPは非公開となっているためhostsを使うことはできません。
ただし、もしマルチドメインですでに運用しているドメインがある場合には、nslookup でIPアドレスを確認できるとのことです。
(2017-11-13 現在)
- 「スタート」ボタンの右側の検索ボックスに「cmd」と入力してコマンドプロンプトを表示
- nslookup はドメイン名とIPアドレスの対応付けを調べるときに使いますが、コマンドプロンプトで
「nslookup www.outideoshigoto.com」のように入力します。
下線の部分が入力文字列、赤枠の中がhostsで使うIPアドレス(ただし、こんなアドレスはありませんので。)
Suite X のhostsで使うIPアドレス
サイトマネージャーのインフォメーションに表示されます。
(2017-11-13 現在)
ConoHa Wing のhostsで使うIPアドレス
管理画面の「サーバー管理」の「契約情報」に表示されます。