サーバー移転 手動でWordPressを移転する

旧サーバーから新サーバー(XSERVER)へWordpressサイトを移転した時の覚書です。

この記事は2018年8月9日に書いた記事で、まだ便利なプラグインやサーバーで用意されているWordpressの移行ツールなどを知らなかったときに書いたものですが、便利なツールを使って、エラーが発生してしまったような場合には、まだまだ役立つと思います。
下の「追記」のところにWordpressを簡単に移行できるサーバーの機能について書いてあります。

まずは旧サーバーでの作業

  1. WordPress関連のすべてのファイル類をFTPでダウンロード
  2. ダウンロードしたファイルの中に wp-config.php ファイルがあり、その中にWordpressで使っているデータベース情報が書かれている。この情報をもとに、phpMyAdmin でデータベースを選択してデータをエクスポート。

ここから新サーバー(今回はXSERVER)での作業

  1. まずは、ドメインの作成
    サーバーパネルで「ドメイン設定」→「ドメイン設定の追加」で移転したいドメインを設定する
    DNSの書き換えを行うまでは、実際には旧サーバーを見に行くので、こちらでの作業は間違えても気にせずやり直せる
  2. 次にデータベース、それにアクセスするためのユーザー名、パスワードを用意する。
    サーバーパネルから「MySQL設定」→「MySQL追加」でデータベースを、「MySQLユーザ追加」でユーザとパスワードを作成。「MySQL一覧」で用意したデータベースにユーザーを割り当てることができる。
  3. phpMyAdminで旧サーバーからエクスポートしたデータをインポートする。
    サーバーパネルの「phpMyAdmin」をクリックして、上記で作ったデータベースのユーザー名とパスワードを入力し、phpMyAdmin画面に入る。左から今回使用するデータベースを探して、クリックし、テーブルなどが何もないことを確認して「インポート」をクリックし、旧サーバーからエクスポートしたファイルを指定してインポートを行う。
  4. wp-config.php をエディタで開いて、データベースの情報を新しいものに変更
  5. FTPで新サーバーへファイル類をアップロード
  6. まだDNSが移行されていないので、確認するためにhostsにドメイン名を指定して、自分のPCでだけ見られるようにする。
    Windows10の場合 C:\Windows\System32\drivers\etc の場所にあるhostsをメモ帳などの管理者権限で開き、最終行に
    IPアドレス<半角スペース>ドメイン名
    を入力する。IPアドレスはサーバーパネルの「サーバー情報」で確認できる。
    詳しくはhostsの書き方(ドメイン移行前のページを確認する方法)
  7. ドメインを管理している会社にアクセスしてDNSを変更する。
    XSERVERの場合、変更する内容はサーバーパネルの「サーバー情報」の「ネームサーバー1~5」に書かれている。
  8. SSL設定する場合には、この後、サーバーパネルの「SSL設定」でドメインを選択して「独自SSL設定の追加」を行う(無料独自SSLを利用する場合)

 

追記:2019/1/19

エックスサーバーに「WordPress簡単移行」という機能が追加されました。
ConoHa WINGというレンタルサーバーでも「WordPressかんたん移行」という機能が用意されています。
この機能を使うと、上記の方法を使わなくても簡単に移行作業ができます。
WordPressのお引越し とっても便利な機能があります